マンマパスタグランデ 足立島根店★J・Mさん
国道4号線を曲がり少し進むと、現れたのは見慣れたマンマパスタの外観とはひと味違う、清楚な白亜の建物。“グランデ”の名を冠する足立島根店で、主にピザ場を担当しているのが、今回、お話を伺うMさんだ。
『高校3年の時、足立島根店で働く友達に誘われて、ホールでバイトをしてたんです。高校を出て武蔵野調理師専門学校の1年制に通って、就職が決まったタイミングで辞めました。就職したのは落合務シェフが手掛けるラ・ベットラ・ダ・オチアイの池袋店です。』
順風満帆な船出はやがて、社会人として初めての岐路に差し掛かる。
『最初の職場だったので、自分を追い込む意味でも厳しいところを選びました。「お客様に出す料理」に対する美意識がとても高いお店で、切り方や盛り付けがちょっと違っては注意され、器具の使い方ひとつで怒られ、の毎日でした(笑)。尊敬する先輩もでき、仕事にも徐々に慣れていったんですが、2年目に入った時、体力的に限界がきてしまって…。考えたあげく「退職」という道を選びました。さて、これからどうしようという時に思い出したのが、高校時代に働いていた足立島根店です。コックとして戻りたいと話をして、去年の6月から働いています。』
カムバックを考えた時にはじめに相談したのが、高校時代の友人であり、当時、足立島根店で一緒に働こうと誘ってくれた友人・Yさんだ。
『彼は高校時代からずっとホールで働いていて、もう7年になると思います。
仕事で悩みがあれば相談できるし、働いていて僕が間違ったことをすれば注意してくれる。良い友達です(笑)。』
高校時代の黄金コンビは時を経て、ホールとキッチンに分かれて復活した。
『僕がコックとして戻って、今、一番やりがいを感じているのがピザ場なんです。焼くたびに変化がある薪釜が面白くて、覚えていくうちに興味が沸きました。ホールに近い場所で、自分が焼いたピザを食べたお客様がどんな反応をするのか、直接見られるのが楽しいんです。ベットラで働いた2年、染みついた習慣は自分らしさとしてそのままに、ここで成長していきたい。ベットラのような高級店でもマンマパスタでも、お客様にご満足いただきたい!という気持ちに変わりはありません。今はまだアルバイトですけど、来年には社員になれるように頑張ります!』
2015年8月28日取材
※社員になりました!