口福炒飯楼 新宿ミロード店★G・Tさん
アジアの中でも日本経済は注目されていて、ベトナム人の多くは日本で勉強することを希望しています。私もそのひとりで、高校生の頃から日本で経済の勉強をしたいと思っていました。両親も賛成してくれ、高校卒業後に日本へ来ました。私が来日する前から日本へ留学していた姉がこのお店で働いていて、アルバイトを紹介してもらいました。来日したばかりの頃に面接を受けたのですが日本語が全然できなかったので、不合格になってしまったんです。当時は日本語学校に通っていたので、一生懸命勉強しました。初めての面接から9ヵ月後、再度、面接にチャレンジし無事に合格することができました。
入社した時からずっとキッチンの仕事をしていますが、ベトナムでは全く料理をしなかったので初めはなにもできませんでした。吉田チーフが包丁の持ち方から優しく教えてくれ、日本語がわからない時は何回も説明してくれたり、実際にやって見せてくれました。早く成長したくて家に帰ってからも練習しました。おかげで今は全部の商品を作れます。吉田チーフには本当にありがとうと言いたいです。スタッフ同士もとても仲が良くて、キッチンからみんなでお客様に「いらっしゃいませ!」や「ありがとうございます!」と大きな声で挨拶をするのが一番楽しい瞬間です。日本に来て炒飯が大好きになったので、このお店は美味しくて楽しい最高の職場です。
現在は専門学校で経営ビジネスについて勉強をしています。将来はベトナムに戻って、ベトナムと日本の貿易に携わる会社を立ち上げたいです。まずは日本で働くという経験を積みたいと思っています。興味のある飲食店でのキッチンの仕事や通訳の仕事に就職できたらいいなと思います。留学生の皆さん、寂しいと感じる時もあると思いますが、辛い時は友だちと話して応援してもらってください。夢を叶えるため一緒にがんばりましょう!
2016年8月4日取材