パッパパスタ 港北ニュータウン店★I・Hさん
港北ニュータウン店に入社して10年が経ちます。ここまで続いたのは、パッパパスタがすごく魅力的なお店だからだと思うんです。ファミレスではないけれど固すぎず、お値段はお手頃なのに特別感のあるお料理が食べられますよね。自分が好きなお店だからこそ、来店したお客様がサービスをする内に笑顔を見せてくださるとやりがいを感じます。以前、ご高齢のご夫婦がいらっしゃった際、初めてのお店で緊張されていたのか最初はうつむきがちだったんです。それが、再来店してくださった時には奥様がお化粧をして、お洒落をして来てくださって。本当に嬉しかったです。
港北店の黒板はすべて私が担当しています。このお店で描いたのが初めてで、それまでは絵を習ったことがありません。数年前に当時の店長が私が描いた黒板を気に入ってくださって。それ以来、新しいものを描き続けていたら少しは成長できました。毎回、一番頭を悩ませるのが壁一面にある大きな黒板です。あらかじめ紙に下書きをしておいて見ながら描くのですが、オープン前の2時間弱を使って2日間で完成させるんですね。なので、上手くいかなくて焦ってくると、ひとりで「あー!」となってます(笑)。港北店で働かなければ絵を描くことはなかったので挑戦できて有難いですし、人生何が起こるか分からないです。
一時期、文字よりも絵にこだわって描いていたのですが、それだとオーダーが増えないことに気付いて。黒板は描かれたメニューが出て初めて意味があると思っています。ある時、メニュー名の読みやすさを工夫したところ「黒板のあれちょうだい」というお客様が増えたんです!もう心の中ではガッツポーズですよね。今でもオーダーを取りに行く度、黒板の商品を頼んでくれるか気になりますね。ひとりだけ、黒板を描いているのが私だとご存知の常連さんがいて、季節のおすすめが出るたびに新作を楽しみに来てくださるんです。喜んでいただきたいと思えるので大きな励みになっています。
◆写真左上は、最も大きい壁一面の黒板に描かれた「秋のおすすめ」。実際に見ると大迫力の一枚。右上右隣は、雨の日も曇りの日もここには太陽がある。というメッセージを込めた窓のかたちの黒板。注文効果も抜群だとか。ほか、3枚もすべてHさんの手書きによるもの。どの商品も魅力的に紹介されており、お客様が新作を心待ちにする気持ちが分かります!
◆上の2枚は、ワゴンサービスのお皿のイラスト。左が谷岸店長、右がYさん作!きっとお子様も大喜びするはず。
2016年9月28日取材