経営企画室 次長小棚木 健司
経営企画室は、売上や費用を店舗ごとに分析し、どこにお金をかけどこを節約したらより会社が成長できるか、経営層の方々と一緒に考えていくのが主な仕事です。ジローは、外食の世界では驚異的ともいえる社歴60年以上を誇る会社です。そのため、各店舗・部署にはそれぞれの業務に精通したエキスパートがたくさんいらっしゃるんですね。その方たちが持つ専門的な視点を取り入れつつ、全体を見渡す広い目線を意識して日々、数字と向き合っています。
小田急電鉄からジローに出向※して3年半たちます。新卒で小田急に入社して9年、経理部で働いた後に、金融系の系列会社に異動しました。そこで5年ほど経理と人事の仕事に携わり、2013年にジローに入りました。最初に配属されたのはコルティブォーノ東京だったのですが、人生初の店舗勤務に右も左も分からず(笑)。トレーの持ち方から教えていただき何とかこなせるようになりました。それから1年10ヵ月、営業部で経験を積んで今に至ります。
※出向とは…従業員が雇用先の会社(ここでは小田急電鉄)に在籍したまま、他の会社(ここではジローレストランシステム)で長期間にわたり働くこと
「会 社はこれからどう舵を切って行けばいいか」数字の面から助言する立場としては、今、会社がどこにいてどこを目指しているか、未来地図を公表することに理想を感じます。規模を考えると難しいですが、会社の意図が明確であれば「一緒に頑張ろう」と思えますよね。どの業界も同じですが、外食もこれまでのやり方から新しい時代に合った姿に「生まれ変わる」道の途中にあると思います。60年間、イタリアンを日本中に届けてきた会社で経営企画室のひとりとして何ができるのか、歴史と新しい風のバランスが取れるよう貢献したいと思います。
2017年1月23日取材
その道の専門家が多い。肉体的にタフ。
多様な価値観を理解し、環境の変化に対応しつつ求められる役割を全うできる人。